■世界名・・・常平(とこひら)
 
 ■地名・・・終の河(ついのかわ)。常平を流れる。上流に王宮がある。
        末の村(すえのむら)。終の河の上流にある村。
     
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 「常平」は森に覆われた世界。
 人は妖に勝つ術を知らず、森に囲まれて生きてきた。

 昔はこのような状態ではなかった。
 
 現統治者の由王から数えて一代前。
 暴君・覇王が焼け野原にしてしまった。
 
 それから千年。
 由王が善政をひいているものの、失われた文化は戻ってこない。


 王宮のある山の麓、終の河の上流にある末の村。
 医師見習の少女ユタは担ぎこまれた若者と運命的な出会いをする。
 若者は重症であったが、ユタと養母のキョウジのねずの看病の結果、息を吹き返した。

 しかし、若者は命を取り留める代わりに、記憶を失っていた。

 彼は時折不思議な夢を見る。
 広大な庭で一人の女性が子守唄を歌うのだ。
 その中で若者は女性を『万里』と呼んでいた。
 
 その女性の名から取って、彼は万里と名乗る。
 ユタやキョウジと共に末の村で暮らし始めた。